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【贈り物に関する文化の違い・中国編】もしかしたらその贈り物失礼に当たるかも?!

〈2020.10.9〉

進む国際化やインバウンドによって、海外の方に贈り物をする機会が増えた企業様も多いのではないでしょうか?

しかし、贈り物に関する習慣というのは、国によって本当にさまざまです。

日本では喜ばれる贈り物が、海外では失礼にあたる…ということも珍しくありません。イメージアップや良好な関係を維持することを目的に贈られる記念品が、相手に不快感を与えてしまっては本末転倒です。

無用のトラブルを招かないためにも、いろいろな国の贈り物に関する文化は、知っておいて損はないでしょう。

そこでここでは、中国の方に対する贈り物として、タブーとされているもの・喜ばれるものについてご紹介していきたいと思います。

日本では記念品の定番アイテムが、中国ではタブー?!

置き時計・掛け時計

日本では記念品として定番のアイテム、時計ですが、中国では時計の贈り物はNGです。

時計は中国語で「鐘」。時計を贈ることは「送鐘(ソンチョン)」といい、人の死を看取る「送終(ソンチョン)」と同じ発音です。よって、時計を贈ることは死を贈ることとも取られ、絶対にタブーとされています。

ちなみに、NGなのは置時計や掛け時計だけで、腕時計は関係ありません。

ハンカチ

ハンカチは、日本では贈り物として重宝されるアイテムですが、中国では「悲しい時に涙を拭くものを贈る」イコール「悲しいことを招く贈り物」と考えられ、人にはプレゼントをしないそうです。

中国では、「傘」は友人への贈り物には適さない、という考え方があります。「傘」の発音「サン」は「散」と同じ。友達に傘を贈ると友情が散り散りになってしまうからです。

記念品にはあまり関係ないけれど梨・靴も中国ではNGな贈り物

「梨」の発音は「離」と同じ「リ」。

「梨(すもも類を含む)」をお見舞いなどに贈ることは「離ればなれになる」、つまり死を意味するので、持って行ってはいけないそうです。

また、靴には厄払いの意味があり、「新しい靴を履いて他の異性の所に行ってしまう危険性がある」として、恋人同士では贈るのは避けられるアイテムです。

ラッピングの色にも注意が必要

中国では、ラッピングの色にも意味があります。

好まれるのは「幸運の色」とされる赤と金。旧正月の頃になると、街中が赤色にディスプレイされるんだとか。

逆に、白・ブルー・青・黒は不吉な色とされているため嫌がられます。特に白のラッピングは絶対にタブー。白はお葬式などで現金を包む封筒の色だからです。

ちなみに、中国ではウエディングドレスさえも赤が多いそうですよ。(最近は欧米に憧れて白いドレスを着る方も増えているそうですが)

中国は日本以上に数字にこだわる国?

記念品とはあまり関わりがないかもしれませんが、中国の贈り物の文化に関連する情報として、数にまつわるお話を少しご紹介します。

日本では、慶事の時は「奇数は喜数に通じる」「割り切れない」といった理由から、奇数でお祝いを贈るのが一般的です。

また、4は「死」、9は「苦」を連想させるため、縁起が悪い数字とされています。

最近ではあまりこだわらないという人も増えてきましたが、基本的には奇数・偶数、縁起の良い数・悪い数にこだわる人は、まだまだ多いですよね。

実は、中国も日本と同じように、もしくは日本以上に数字にこだわるお国柄だそうです。

ただし中国では「好事成双」、つまり「良いことはセットで訪れる」という四文字熟語もあるように、慶事には2,6,8,16…といった2の倍数でお祝いを贈ります。奇数を好む日本とは逆ですね。

特に6は「リュ」と読み「順調」と同じ発音、8は「富を得る」という意味の「発財」を意味する「発」と同じ発音で、6と8はお祝い事に最も多く用いられる数だそうです。

ちなみに日本では縁起が悪いとされる9も「苦」ではなく「久」に通じ、「愛や友情が永久に続く」として好まれるそうです。

ただ、4が「死」を連想させて嫌がられる、というのは日本も中国も同じです。

中国では男性に緑色のウェアを送るのもNG?

中国人の男性に、緑の帽子や洋服を贈るのも嫌がられるんだそうです。

理由は、中国では男性が緑の帽子をかぶるのは「パートナーに浮気をされたという印」だから。

どうしてそういう風に認知されるようになったのか? ということについては諸説あります。

「浮気相手の男性に、今日は訪ねてきて大丈夫、というサインとして、夫に緑の帽子をかぶせた女がいた」という昔話や、明の時代に「妻に不貞を働かれた男は、緑の帽子をかぶらなければならないという法律があった」など。

本当に国によって、文化ってさまざまですね。

まとめ

贈り物に関する文化の違い《中国編》、いかがでしたか?

せっかく記念品を贈呈するなら、贈ったお相手に少しでも喜んで頂けるアイテムをセレクトしたい! というのは、どんなご担当者様でも思うことですよね。

この記事が、そんなご担当者様の記念品選定の一助となれば幸いです。今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。