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マグネットのノベルティ配布時には一言注意喚起があると親切

〈2020.10.9〉

マグネットを使った人気ノベルティはたくさんあります。

代表的なのは、昔からあるバータイプやフックタイプ、食べ物や可愛らしい動物などをモチーフにしたマグネットでしょうか。冷蔵庫なんかによくくっついていますよね。

最近は、デスク周りで使えるタイプのものも増えました。金属製のデスクの脚に貼り付けることができる、マグネット付きのクリップホルダーやレターオープナー、ライト、ボールペン。こうしたアイテムは卓上の整理整頓に役立ち、とても便利です。

さて、そんなマグネットのノベルティですが、実は近くに置いたり、同じバッグの中に入れておいたりすることで、思わぬアクシデンドが起こってしまうことがあります。

ここでは、マグネットが周辺のものに、どのような影響を与えるのか? 人体に何か影響があるのか? 等、マグネットに関する基本的な知識をご紹介したいと思います。

磁力の影響を受けやすいもの

磁石にはいろいろな種類があり、中でもネオジウムなどは非常に強力な磁石として有名です。強力な磁石は、様々なものに影響を与えます。時には、故障や動作不良の原因になることも…。

磁力の影響を受けやすいのは、下記のようなものです。

磁石のそばに置かない方が良いもの

(1)時計

ムーブメント内部の部品の多くは磁気を帯びやすい金属です。強力な磁石を近づけると、時計が遅れたり止まったりする原因になることがあるので注意が必要です。

(2)キャッシュカードやクレジットカード

キャッシュカードやクレジットカードも、磁力の影響を受けて磁気不良を起こし、使えなくなることがあります。

(3)磁気メディア

昔はブラウン管テレビやフロッピーディスク、VHSのビデオテープ、カセットテープといった、いわゆる磁気メディアには磁石を近づけてはいけないと言われていました。どれも近年ではすっかり姿を消してしまったものですが、カセットテープに関しては、一部の若者の間で流行っているそうなので、一応挙げておきます。

パソコンやスマートフォンへの影響

マグネットで電源をオン・オフするようなスマホカバーなども発売されていますし、Apple PencilやAppleキーボードにも磁石が内蔵されています。

パソコンやスマートフォンに関しては、ほとんど影響が無いと考えて良いでしょう。

磁石が人体に与える影響

磁力を使って血行を促進し、肩こりなどを軽減するといった健康グッズは数多く存在します。しかし、それによって本当に血行が改善されたことを証明する十分な実験データはないため、今のところ科学的な根拠はありません。

磁力そのものが人体に悪影響を及ぼすことは、ほぼないと考えられます。ただし、ペースメーカーに磁石を近づけたりするのは、正常な動作を妨げるため危険です。

また、ネオジウム磁石のメッキがアレルギーを引き起こす場合もあるので、ニッケルアレルギーや金属に敏感に反応するアレルギーを持つ人は注意が必要です。

まとめ

マグネットは名入れ範囲が比較的大きく、軽くて小さいので持ち帰りやすいということもあり、ノベルティとしてとても人気があるアイテムです。

ただ前述のように、磁気の影響を受けて磁気不良を起こしたり、動作不良を起こすアイテムも実際にあるので、

「お持ち帰りの際は、カード類や時計にはなるべくくっつけないようにしてください」

などの注意喚起が一言あれば、親切ですね。

こうした情報が皆さまの記念品選定の一助となれば幸いです。今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。